マミラリアはサボテンの仲間で小さな可愛い花を咲かせます。
ここでは、初心者でも育てやすいと言われているマミラリアの特徴や種類・日当たりや水やりといった育て方のコツをまとめています。
これから、マミラリアを栽培してみたいという方は是非参考にしてください。
サボテンの一種マミラリアとは
マミラリアはサボテン科マミラリア属の多肉植物です。今回は、初心者でも簡単に育てることが出来るマミラリアの特徴や花の色といった基本情報とともに、日当たりや水やりの仕方など育て方のコツをご紹介します。
また、株分けによる増やし方についても触れているので、マミラリアに興味がある方は是非参考にしてください。
マミラリアの特徴
マミラリアは、丸い形で白いトゲや綿毛に覆われているサボテンです。100均で手軽に購入することもでき、白くふわふわした見た目も可愛いことから人気が高くなっています。
また、種類によって特徴が異なりトゲの色や花の色・大きさなどが異なる場合もあれます。その種類は400種以上にもなると言われています。耐寒性・耐暑性ともに比較的強く、初心者でも育てやすい植物です。
マミラリアの名前の由来
マミラリアという名前は、ラテン語の「コブがある」や「疣(イボ)がある」という意味に由来しているそうです。この品種は、疣の先からトゲが出ているため、疣サボテンと呼ばれることもあるそうです。
マミラリアの花
400種以上あると言われているマミラリアですが、花の色や形も様々です。ここでは、花の色や開花時期についてご紹介していきます。
マミラリアの花の色
トゲが魅力的なマミラリアですが、赤やピンク・黄色・白といった様々なの色の可愛らしい花を咲かせます。
栽培から数年で花を咲かせる品種もあれば、咲くまでに何年もかかる品種もあります。小さな花を咲かせることが多いようですが、中には花径が4cm程になるものあります。
マミラリアの開花時期
マミラリアにはいろいろな種類が存在します。栽培の仕方はもちろん、開花時期も種類によって異なります。今回は、いくつかの種類を抜粋して開花時期をみていきましょう。
白く長いトゲが特徴の「白珠丸(はくじゅまる)」の開花時期は、9月~1月で花の少ない季節にピンク色の小さな花を咲かせます。丸形で短い白いトゲが一面を覆う「満月」の開花時期は3月~4月です。小輪の薄いベージュ色の花で縦線が入っています。
「グロボーサ」は6月~10月かけてやや大きめの明るいピンクの花を咲かせます。その他にも、7月~9月の夏に花が咲く「ブーリィー」や3月~4月に花が咲く「雲峯(くもみね)」などがあり、それぞれの種類を栽培することで1年を通して楽しむことができます。
マミラリアの豊富な種類
ここまでは、特徴や花の色や開花時期といった基本情報をお届けしました。ここからは サボテンにはどのくらいの種類があるのか!マミラリアにはどんな種類があるのかをご紹介していきます。
マミラリアは小型のサボテン
サボテンには、「彩雲闇(さいうんかく)」や「竜神木(りゅうじんぼく)」のように人間の背丈以上に大きくなる大型種や「金晃丸(きんこうまる)」「珍宝閣(ちんほうかく)」といった1mに満たない中型種があります。
また、「テレサエ」や「白鷺(しらさぎ)」のようにコンパクトに楽しめる小型種の分かれています。マミラリア属のサボテンは、この小型種に分類されていてます。
他にも、トゲに特徴があるものや花に特徴があるもの・形に特徴があるのもなど100を超える属に分かれていて7000を超える種類があります。
マミラリアの種類は400以上
100以上の属に分かれているサボテンの中でも、マミラリアは種類が豊富だと言われています。中でも高い人気を保つのが「白星(しらほし)」です。「白星」は真っ白な綿のような毛に覆われていて白や薄いピンクの小さな花を咲かせます。
「銀手毬(ぎんてまり)」は白いトゲが身体に巻き付くように付いていてピンク色の花が咲きます。見た目のわりにトゲが刺さっても痛くないのが特徴です。
その他にも、きれいなトゲを持つ「雪月花(せつげっか)」黄色い花が咲く「金洋丸(きんようまる)」赤みがかった茶色と白いトゲのコラボレーションが魅力の「猩々丸(しょうじょうまる)」など、その種類は400種以上にも及ぶと言われています。
マミラリア属「明日香姫」カラフルな理由
園芸店やホームセンターで赤や青・黄色といったカラフルな色のサボテンを見たことがある人もいるのではないでしょうか。そのカラフルな品種は「明日香姫(あすかひめ)」と呼ばれるものです。
本来「明日香姫」には白くて短いトゲがたくさんついています。白くても魅力的なのですが、これにカラフルな着色を施したものも多く出回っています。
赤や青・黄色のカラフルなサボテンは、その種類によるものと勘違いしている人も多いですが、本来、トゲの色は「白」です。この白いトゲに着色料の入ったスプレーで人工的に色付けしています。ですから、サボテンが成長して大きくなるにつれ、白に戻っていきます。
色が付いているうちは、同じ色で合わせたり、いろいろな色を寄せ植えにしても可愛いため鑑賞用として人気が高く、贈り物にも最適です。
マミラリアの育て方
マミラリアなどのサボテンは育てるのにコツはいらない、手をかけなくても勝手に育つと思っていませんか。
しかし、手入れを怠ったり、正しい方法で管理をしないと枯れてしまったり、花が咲かないことがあります。長い間マミラリアの魅力を楽しむためにも、育て方のコツをしっかりチェックしておきましょう。
マミラリアの育て方①日当たり
南北アメリカやその周辺の島など熱帯地域を原産とするマミラリアは、陽の光を好み湿気を嫌います。そのため、日の当たる風通しの良い場所で管理するようにしましょう。
耐寒性があると言われていますが気温が0度以下になるような地域なら、冬場は室内で管理した方がいいでしょう。天気の良い日は、外に出して日に当ててあげて下さい。
夏場は、葉焼けを起こしてしまう可能性があるので、太陽の強い光が直接当たらないように注意してください。
マミラリアの育て方②水やり
水やりは季節によって異なります。ここでは、季節ごとの水のやり方をみていきましょう。どの植物でもそうですが、植物が最も成長する時期にはたくさんの水を必要とします。
マミラリアなどのサボテンの成長期は、5月~6月頃の春と秋が近づく9月頃です。この時期には、土の表面が乾燥していたら、表面が湿る程度の水を与えてください。
夏の時期の7月・8月と秋が深まる10月・11月は、土の表面が乾いてから2・3日後に水を与えるようにしましょう。タイミングとしては、朝早めの時間か涼しくなる夕方がにすると良いでしょう。
休眠期の水やり
12月~4月の冬場は休眠期に入るため、あまり水を必要としません。この期間はあえて水を与える必要なありませんが、乾燥が気になるようなら、1・2ヶ月に1度程度ならあげてもいいでしょう。ただし、水を与えすぎないように注意してください。
また、夏に休眠期を迎える品種のあるので、そういった場合は夏場の水やりを控えるようにしてください。
マミラリアの育て方③植え替え
ここからは、植え替えのコツをチェックしていきましょう。株が大きくなったり子株が増えてきたら植え替えを行うようにしましょう。
植え替えをすることで、根腐れを防ぐだけでなく水はけをよくしたり、土の栄養が減るのを防ぐことができます。時期としては、春に行うのがおすすめです。
鉢が大きすぎると根腐れ起こす可能性があがるので、前の鉢よりも一回りくらい大きい鉢に植え替えるようしてください。
鉢が決まったら土を選びます。通気性が良く水はけの良い土を使用します。市販のサボテン用の土を使うと、土作りの必要がなく簡単に始められるのでおすすめです。
傷んでいる根や腐っている根は取り除くようにしてください。根についた古い土も落とします。新しい鉢に準備した土を入れて植え替えをします。
植え替え後は数日間は日陰で育てるようにして下さい。しばらく間は水やりの必要もありません。植え替えは1~2年おきに行うのが良いでしょう。
100均グッズを使った植え替え
100均には、植え替えに便利なグッズがたくさん販売されています。この動画では、100均グッツを使ったサボテンの植え替えをご紹介しています。おしゃれに植え替えする際の参考にしてください。
マミラリアの育て方④増やし方
マミラリアなどのサボテンは、株分けで増やすことができます。親株のまわりに子株が出来たら、親株から子株を切り取ります。
切り取った子株を川砂や土の上に乗せて日陰の風通しが良い場所で管理します。1・2ヶ月程で根が出てきます。根がしっかりしてきたら、新しい鉢に植え替えてあげましょう。
日陰から徐々に日向に移していくようにしてください。植え替えの適期は4月~9月頃です。
手軽に栽培できるマミラリアでサボテンライフを始めよう
マミラリアの特徴や育て方のコツを中心にご紹介しました。マミラリアは乾燥した環境を好むため、こまめな水やりの必要がなく手間のかからない植物です。
種類が豊富で、品種よって栽培の仕方や開花時期が異なりますが、コツさえつかめば簡単に育てることができます。これを機会に是非、手軽に栽培できるマミラリアを育ててサボテンライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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