Kindle本を探していると、AIで作られたグラビア本が検索結果に表示されて困った経験はありませんか?特にどのカテゴリーを見ても関係ないAIグラビア本が出てくると、本当に読みたい本を見つけるのが難しくなります。この記事では、「電子書籍の司書さん」というサイトを使って、AIグラビア本などの不要なコンテンツを検索結果から除外する方法をご紹介します。自分の好みに合わせた快適な電子書籍探しを実現しましょう。
Kindle検索結果にAIグラビア本が表示される問題
最近、Kindleストアを利用していると、AIで生成された画像を使ったグラビア本が増えていると感じる方も多いのではないでしょうか。読みたい本を探そうとしても、関係のないAIグラビア本が検索結果に紛れ込み、目的の本を見つけるのに時間がかかってしまいます。
特に困るのは、文学や実用書など、まったく関係のないカテゴリーを閲覧しているときにも、これらのAIグラビア本が表示されてしまうこと。本来なら自分の興味のある本だけが表示されるはずなのに、なぜかAIグラビア本が混ざってくるのは、とても煩わしく感じられます。
AIグラビア本が増えている背景
AIグラビア本が急増している背景には、いくつかの要因があります。まず、AIによる画像生成技術が急速に発展し、誰でも簡単にリアルな人物画像を作れるようになりました。Stable DiffusionやMidjourneyなどのAIツールを使えば、プロのカメラマンやモデルがいなくても、魅力的な「グラビア写真」を生成できるようになっています。
また、Kindleダイレクトパブリッシングなどの電子書籍出版プラットフォームは、誰でも簡単に出版できるシステムを提供しています。従来の出版では必要だった編集者や出版社の審査プロセスがなく、低コストで素早く出版できることから、AIグラビア本の出版が加速しています。
2025年4月現在、この傾向はさらに強まっており、AIグラビア本の数は増加の一途をたどっています。
なぜ検索結果に関係ないジャンルが表示されるのか
Kindleストアで関係のないAIグラビア本が表示される理由は、主にカテゴリー設定の問題にあります。出版者は自分の本のカテゴリーを自由に設定できるため、より多くの人の目に触れるよう、複数のカテゴリーに登録することがあります。
また、Amazonのレコメンドアルゴリズムは、過去の閲覧履歴や購入履歴、他のユーザーの行動パターンなどを分析して表示内容を決定します。一度でもグラビア系の本を見ただけでも、関連商品として表示されることがあるのです。
さらに、AIグラビア本の出版者は、検索結果の上位に表示されるよう、人気のあるキーワードやカテゴリーを意図的に設定していることもあります。そのため、まったく関係のないカテゴリーでも、これらの本が表示されてしまうのです。
「電子書籍の司書さん」とは
こうした問題を解決するのに役立つのが「電子書籍の司書さん」というサービスです。Amazon公式では提供されていない詳細なフィルタリング機能を使って、より快適な電子書籍探しを実現できます。
サイトの基本情報と特徴
「電子書籍の司書さん」は、Amazonの電子書籍(Kindle本)の新刊・セール情報をチェックできる非公式のサイトです。Amazon公式サイトでは難しい細かな条件での検索や、特定の出版社・ジャンルの除外など、より詳細なフィルタリング機能を提供しています。
このサイトの最大の特徴は、自分の好みに合わせたカスタマイズ性の高さです。特に、AIグラビア本などの不要なコンテンツを効果的に除外できる点が多くのユーザーから支持されています。
利用料金は完全無料で、メールアドレスやSNSアカウントを使って簡単に登録できます。サイトの運営は広告収入で賄われており、ユーザーに追加料金が発生することはありません。
項目 | 内容 |
---|---|
サイト名 | 電子書籍の司書さん |
URL | https://k.xpg.jp |
利用料金 | 完全無料 |
登録方法 | メールアドレス、X(旧Twitter)、Google、Yahooアカウント |
主な機能 | 新刊情報、セール情報、詳細検索、除外設定、マイフィルター |
「電子書籍の司書さん」でできること
「電子書籍の司書さん」では、以下のような機能が利用できます。
まず、新刊情報のチェック機能があります。Kindleストアに新しく追加された本を、カテゴリーやジャンル別に確認できます。Amazon公式サイトでは見つけにくい新刊情報も、このサイトなら簡単に把握できます。
また、セール情報の確認も便利です。期間限定セールや値下げ情報を一覧で確認できるため、お得に電子書籍を購入する機会を逃しません。特に「時限セール」や「日替わりセール」の情報をまとめて確認できるのは大きなメリットです。
そして、最も重要な機能が詳細な検索・フィルタリング機能です。カテゴリー、出版社、レーベル、著者、シリーズ、キーワードなど、様々な条件での絞り込みが可能です。特に、AIグラビア本などの不要なコンテンツを除外する機能は、このサイトならではの特徴です。
「電子書籍の司書さん」でAIグラビア本を非表示にする方法
それでは、実際に「電子書籍の司書さん」を使って、AIグラビア本を検索結果から非表示にする方法を見ていきましょう。
アカウント作成とログイン手順
まず、「電子書籍の司書さん」のサイト(https://k.xpg.jp)にアクセスします。初めて利用する場合は、アカウントを作成する必要があります。
サイト右上の「ログイン」ボタンをクリックし、メールアドレス、X(旧Twitter)、Google、Yahooのいずれかのアカウントでログインを選択します。SNSアカウントを使う場合は、連携の許可を求められますので、指示に従って進めてください。
メールアドレスで登録する場合は、メールアドレスとパスワードを入力して登録します。登録確認のメールが届きますので、メール内のリンクをクリックして登録を完了させてください。
ログイン後は、画面上部の「マイページ」をクリックすると、各種設定画面にアクセスできます。初期設定として、自分の好みのカテゴリーや興味のあるジャンルを設定しておくと、より効率的に本を探せるようになります。
除外設定の詳しい使い方
AIグラビア本を非表示にするには、「除外設定」機能を使います。「マイページ」から「除外設定」のタブをクリックして、設定画面を開きましょう。
カテゴリー単位での除外は、「カテゴリー」タブから設定できます。例えば、「写真集」や「アダルト」などのカテゴリーを選択して除外すると、それらのカテゴリーに分類されている本が検索結果に表示されなくなります。
出版社単位での除外も効果的です。「出版社」タブから、AIグラビア本を多く出している出版社を選択して除外設定に追加します。出版社名は一部でも検索できるので、「AI」や「グラビア」などのキーワードで検索して、該当する出版社を見つけることができます。
キーワード単位での除外も便利です。「キーワード」タブから、「AIグラビア」「AI美女」「AI写真集」などのキーワードを登録すると、それらのキーワードを含む本が検索結果から除外されます。複数のキーワードを登録することで、より効果的にフィルタリングできます。
個別の本の除外も可能です。検索結果で表示された本の右上にある「×」ボタンをクリックすると、その本を個別に除外リストに追加できます。特定の本だけを除外したい場合に便利です。
マイフィルター機能の活用法
除外設定と併せて活用したいのが「マイフィルター」機能です。「マイページ」の「マイフィルター」タブから設定できます。
マイフィルターの設定方法は簡単です。「新規フィルター作成」ボタンをクリックし、フィルター名(例:「好きな小説」「ビジネス書」など)を入力します。次に、フィルター条件として、カテゴリー、出版社、レーベル、著者、シリーズ、キーワードなどを設定します。
フィルター条件の組み合わせテクニックも重要です。例えば、「ミステリー」カテゴリーと「東野圭吾」著者を組み合わせると、東野圭吾のミステリー作品だけを抽出できます。また、「ビジネス」カテゴリーと「初心者」キーワードを組み合わせると、ビジネス初心者向けの本だけを表示できます。
設定したフィルターは保存され、いつでも呼び出して使うことができます。画面左のメニューにある「マイフィルターで抽出」から、保存したフィルターを選択するだけで、条件に一致する本だけが表示されます。複数のフィルターを作成しておくと、目的に応じて使い分けることができて便利です。
「電子書籍の司書さん」の便利な追加機能
「電子書籍の司書さん」には、除外設定やマイフィルター以外にも、便利な機能がたくさんあります。
マイ本棚機能の使い方
「マイ本棚」は、購入済みの本を登録して管理できる機能です。「マイページ」の「マイ本棚」タブからアクセスできます。
購入済み本の登録方法は簡単です。検索結果で表示された本の右上にある「本棚に追加」ボタンをクリックするだけです。また、AmazonのKindleライブラリからデータをインポートする機能もあります。
マイ本棚に登録した本は、読書状況(「読了」「読書中」「未読」など)や評価(5段階)を設定できます。これにより、自分の読書履歴を簡単に管理できます。
また、検索時に「購入済み本を除外」オプションを選択すると、マイ本棚に登録した本が検索結果から除外されます。これにより、すでに持っている本が検索結果に表示されなくなり、新しい本だけを効率的に探すことができます。
マイリスト機能の活用法
「マイリスト」は、購入予定の本などをリスト化できる機能です。「マイページ」の「マイリスト」タブから設定できます。
購入予定本のリスト化は、検索結果で表示された本の右上にある「リストに追加」ボタンをクリックするだけです。複数のリストを作成して、目的別に本を分類することもできます。例えば、「今月買う本」「セール待ち」「検討中」などのリストを作成しておくと便利です。
セール情報との連携も便利です。マイリストに登録した本がセール対象になると、通知を受け取ることができます。これにより、お得なタイミングで本を購入することができます。
リストの管理テクニックとしては、定期的に見直しを行い、不要になった本を削除したり、優先度を変更したりすることをおすすめします。また、リストごとにメモを残せる機能もあるので、本を選んだ理由や読みたいポイントなどを記録しておくと良いでしょう。
その他の便利な機能
「電子書籍の司書さん」には、他にも便利な機能があります。
読み放題(Kindle Unlimited)の絞り込み機能は、Kindle Unlimited対象の本だけを表示したり、読み放題開始日で絞り込んだりできます。Kindle Unlimitedを利用している方には特に便利な機能です。
シリーズ単位での検索と除外も可能です。特定のシリーズだけを表示したり、逆に特定のシリーズを除外したりできます。また、「シリーズの対象割合で抽出」機能を使うと、シリーズ内の特定条件に合致する本の割合で絞り込むことができます。
2025年4月現在の最新機能としては、「Kindle本のタイトルのリンク動作」の追加や「テキスト読み上げ機能(TTS)」の絞り込み機能が追加されています。サイトは定期的にアップデートされており、新機能が追加されることもあるので、「お知らせ」ページをチェックするとよいでしょう。
また、「電子書籍の司書さん」には、モバイルフレンドリーなデザインが採用されているため、スマートフォンやタブレットからでも快適に利用できます。外出先でもサクサクと本を探すことができるのは大きなメリットです。
さらに、「電子書籍の司書さん」では、ユーザーからのフィードバックを積極的に取り入れており、不具合の報告や機能の要望などを送ることができます。サイト下部の「お問い合わせ」から、意見や要望を送ることができますので、使いにくい点や追加してほしい機能があれば、遠慮なく伝えてみるとよいでしょう。
まとめ
「電子書籍の司書さん」を活用することで、Kindle本の検索結果からAIグラビア本などの不要なコンテンツを効果的に除外できます。除外設定やマイフィルター機能を使いこなせば、自分の好みに合った本だけを効率的に探すことができます。マイ本棚やマイリストなどの追加機能も併用すれば、より快適な電子書籍ライフを送ることができるでしょう。ぜひ試してみてください。